中古車の売買

中古車の購入を行う場合では、いくつかの注意点があります。一番に気にしたいこととしては、自動車の年式と走行距離数になります。中古車の場合では価格とのバランスも大切になりますが、例えば走行距離数が少ない自動車でも、かなり年式が古い場合もあります。その逆に、ある程度の走行距離を走破していても、比較的年式の新しいものも存在しています。選択するためには、購入後に乗り続ける年数などを考慮した上で決めることが良い方法になります。例えば年間走行距離が少ない方の場合では、あまり走破している距離数を気にする必要が無いケースも見られます。

中古車は新車と比べると当然ながら、お求めやすい価格で購入できるメリットがあります。しかし注意点としては、後に掛かる費用も計算することが大切になります。具体的には、車検を通すことが必要な自動車もあり、車検が残っている自動車でも、直ぐに車検を控えている場合もあります。メンテナンス等に必要としている経費は大きく、他にはタイヤの溝などもチェックすることも必要です。あまりにタイヤの溝が無い自動車の場合では、直ぐにタイヤを買うことを必要とする場合もあります。また、販売店によっては独自の補償制度を設定している場合もあるので、利用することも効果的です。

長らく愛用してきた自動車を売却するにあたっては、まず中古車販売業者の担当者に査定を行ってもらうことが必要となります。多くの場合、インターネットなどで近場の評判のいい業者に目星をつけ、電話やファックス、インターネットの応募フォームなどから査定依頼を出すわけですが、この時には車種やメーカー、走行距離、使用期間、破損箇所の有無などを記載して相手側に車の情報を齟齬なくきちんと伝えておく必要があります。

また仮に破損箇所がある場合にこれを事前に修理すべきかどうかという問題が生じます。もちろん売却する業者によっては修理した方が高値になるケースもあります。しかし中には業者側が自社の修理部門を持っていることも多く、その場合、破損したままで取り引きしてもそれほど査定額に差が生じないこともあるのです。

ほかにも、せっかく査定前に修理したところで、結果、その中古車が分解されて海外へ輸出されてしまうとこともあり得ます。となるとこの修理費は無駄になってしまいます。

ですから破損箇所に関して事前に的確に相手側に伝えておき、それへの対処法をあらかじめ尋ねておくのは重要なポイントとなります。そこで修理しておいたほうが高値で売れるという確証が得られた場合にのみ、修理へと回すようにすることが求められます。